「世界一わかりやすい ランチェスター戦略の授業」を読んでみました。
Hiloyanです。こんばんは。
「ランチェスター戦略」について、何回か聞きはしていたのですが、あまりよく知らなかったので、何冊か本を読んでみようと思いました。
ランチェスター戦略を理解するために読んだのは・・・
かんき出版から出版されている「世界一わかりやすいランチェスター戦略の授業」という本です。本の名前はまさにそのまんまです。
著者の福永氏はランチェスター戦略に関するコンサルタントで、NPOランチェスター協会の理事なんだそうです。ほかにもランチェスター戦略に関する本を書かれているような有名な方だそうです。
「世界一わかりやすい ランチェスター戦略の授業」に書かれている内容
ランチェスター戦略は、「事業を行うに当たっての利益はマーケットにおけるシェアによってきまる」という考え方のもとにシェアを拡大し、利益を拡大するための方策を示したものとなっています。
そのため、ナンバー1(強者)とそれ以外(弱者)のとりうる戦略にはどういったものがあるのかということについて、述べられています。
後ろの方では、他の理論との比較、対応付けや新規市場への参入のタイミングなどについても具体的でわかりやすく述べられていると思います。
この本を読んでみた感想
この本は、私にとって、非常に価値のある内容のものだと思いました。
理由として、
- 企業にとって利益をもたらすのは、売上げや利益をただ追いかけるのではなくシェアのアップを目指さなければならないことが示されていたこと
- それを実現するためにはマーケットをセグメントに分割し、その中でのリソースの集中をすることによって、そのセグメント内でのNo1を目指すことが必要であること
ということがいまさらながらにわかったという点にあります。今まではシェアというのにはあまり重きをおいて考えたことがなかったので、そういう点に気づくことが出来たという点だけでも価値のある内容だったと思っています。
具体的に実行に移すには、やはり一筋縄ではいかないでしょうし、これだけでうまくいくかというとそういうわけでもないのでしょうが、とても参考になる内容でした。
もし興味があれば一読の価値はあるものと思います。よろしければ読んでみてはいかがでしょうか。
(参考)